仕事を知る 先輩の声

製造部 石田直之さん

石田直之:製造部

入社:2011 年

出身校:松江工業高等専門学校

01. 学生時代はどんな勉強をしていましたか?
私は高等専門学校(高専)で学びました。もともとものづくりに興味があり、島根で製造業に携わる仕事ができればと思っていました。当時、学校の先生から推薦を受けて現在の会社に応募しました。その頃の私は、正直なところ機械加工について専門用語すらよく分かっておらず、現場の実態を想像することも難しい状態でした。それでも「ものづくりをしたい」という気持ちに素直に従って、未知の世界に飛び込みました。
02. 松江山本金属に入社を決めた理由は?また会社にどのような印象をお持ちですか?
2011年当時、将来島根県に工場を作る計画が進みだした頃で、その人材募集が行われていました。私は地元・島根で働きたいと考えていましたので、そこで希望が合致したかたちです。また就活時に「ものづくりで島根を元気にしたい」という思いを抱えて活動していました。当初は体裁を整えるために作ったフレーズに過ぎなかったかもしれませんが、実際に入社して働くうちにその言葉の意味が自分の中でだんだんと具体化していきました。とくに、実際に松江工場が動き始めた時、雇用が生まれ、徐々にできることが増えていく様はまさに地元に活力を与えている現場そのものでした。
松江山本金属は、新しいことにも前向きに取り組める社風で、自分次第でさまざまなことに挑戦できる環境があります。入社当時から比べると組織も仕組みも大きく進化しましたが、その柔軟さは今も変わりません。
03. 現在の仕事内容を教えて下さい。
現在は製造現場の管理や精度管理を中心に、製造部門全体の統括業務を担っています。具体的には、工具の手配や測定機器の管理、CAD部門との連携、段取り作業の改善、情報の見える化など、多岐にわたる業務を通して、現場がスムーズに稼働するための仕組みづくりを進めています。私たちの役割は、現場の作業者が機械の前でものづくりに集中できる環境を整えること。そのために、周辺業務の最適化や段取り時間の削減、品質安定のための支援などを積極的に行っています。
04. 15年間働き続けてきたモチベーションはどこにありますか?
先に述べた「ものづくりで島根を元気にしたい」という思いは、いまや自分の原動力になっており、地域に貢献しているという実感が持てるようになりました。また、決まった仕事だけを淡々とこなすのではなく、課題に向き合い、改善や仕組みづくりに関われるこの環境に面白さを感じています。変化を受け入れ、前向きに試行錯誤できる場があるというのは、非常にやりがいがあります。「この会社でなら、もっと自分の力を発揮できる」と思える瞬間が、モチベーションを保ち続けてくれています。
05. 後輩には、どんなことを伝えていきたいですか?
今の若い世代はデジタルに慣れている一方で、対面のコミュニケーションがやや希薄になっているようにも感じます。だからこそ私は「一声かけることの大切さ」を伝えたいと思っています。チャットやツールだけでなく、顔を合わせて話すことで相手の困りごとや本音に気づけることがあります。
また、朝出社したら工場周辺の掃除を行う社内文化があります。そうした「見えにくい努力」を自発的に行えることも評価されているんだと感じます。地道な行動の積み重ねが信頼につながることを、後輩たちに伝えていきたいです。
06. 松江山本金属に勤めたいと考えている方々へメッセージをお願いします。
松江工場は、まだまだ発展途上の工場であり、日々試行錯誤しながら仕組みや文化をつくっている最中です。その分、自分のアイデアや行動で会社を変えていく手応えがあり、やりがいも大きいと思います。安定した日常や決められた仕事を望むのではなく、「自分の手で職場をつくっていきたい」「ものづくりの面白さを肌で感じたい」という方には、ぴったりの環境です。ともに悩み、学び、チャレンジしていける仲間に出会えることを楽しみにしています。
製造部 谷尻尚之

谷尻尚之:製造部

入社:2015 年

出身校:島根大学(総合理工学部)

01. 学生時代はどんな勉強をしていましたか?また大学での専攻が今の仕事に結びついている点はどんなところでしょうか?
私は島根大学の総合理工学部で学びました。当時は特定の分野に深く特化したわけではなく、理論と実習をバランスよく学んでいたことが、現在の仕事に役立っていると思います。例えば、工作機械を操作する際には、加工時の負荷や素材の特性、プログラムのロジックを理解する必要がありますが、学生時代に培った理系的な思考力と問題解決力が、日常業務での判断や工夫の基盤になっています。特に、自分でプログラムを作り、試行錯誤しながら形を作る過程は、大学時代に取り組んだ課題研究と通じるものがあります。
02. 入社を決めた理由は?また会社にどのような印象を持ちましたか?
地元・島根で働きたいという思いが強く、就職活動時に島根県内の企業を探しました。そんな中、大学の就職支援課を通じて松江山本金属の存在を知り、面接前に会長や社長と直接お会いできたことが大きなきっかけになりました。会社の雰囲気に触れることができ「この人たちと一緒に働きたい」と感じたことが入社の決め手です。実際に入社してみると、社員一人ひとりの意見を尊重する風土があり、自分の考えや提案を発信しやすい環境だと感じています。個人の適性に合わせて柔軟に配置転換を考えてくれる点も、社員を大切にする会社だと感じています。
03. 現在の仕事内容を教えて下さい。
製造部で工作機械による金属加工を担当しています。図面を読み込み、プログラムを組み、工具を選定し、材料のセッティングから加工、品質チェックまでを一貫して行う業務です。どうすればより効率よく、より高精度に仕上げられるか、日々試行錯誤を続けています。
加えて、係長という立場として、現場全体の流れや後輩のサポートも重要な役割です。例えば、朝礼・昼礼での情報共有を通じて作業方針を明確にし、現場で困っているメンバーがいれば声をかけ、必要に応じて手を差し伸べるようにしています。技術的なことだけでなく、安全面や作業の丁寧さについても繰り返し伝えるようにしており、「声がけひとつで事故を防げる」と考えています。現場の最前線で手を動かしながら、同時に仲間を支え、チームとしての精度と安定感を高めることが自分の務めだと感じています。
04. これまで働いてきたなかで、ご自身の成長を感じた瞬間とその理由についてお聞かせください。
入社4〜5年目、大阪で勤務していた頃、難易度の高い加工を一人で任されたことが大きな転機でした。通常の縦横だけの直線的な穴開けではなく、斜め方向にも穴を開ける複雑な設計で、加工するのにいろいろと工夫が必要になる案件でした。試行錯誤の末に無事仕上げたとき、上司から「これはすごいな」と驚かれ、強く褒められたことを今でも覚えています。自分の頭で考え、工夫して成功させた経験が、自信と達成感につながりました。以来、失敗を恐れずに挑戦し、改善策を迅速に考える姿勢が身についたと思います。
05. 今後はどのように成長していきたいですか?
現在は製造に携わっていて、私自身「ものづくりが好き」という根本がありますが、将来的には生産管理の業務にも挑戦したいと考えています。大阪勤務時代に小規模ながら生産計画や素材手配まで一貫して経験したことがあり、今後はそのスキルをさらに発展させたいと思います。生産ライン全体を見渡し、より効率的な体制づくりに貢献できる人材を目指したいです。製造現場で培った感覚を活かし、現場と管理の橋渡しができる存在になりたいと思います。
06. 松江山本金属に勤めたいと考えている方々へメッセージをお願いします。
松江山本金属は、一人ひとりの意見を大切にし、適性や希望に応じてキャリアの幅を広げられる会社です。自分のやりたいことがあれば、それを積極的に発信し、挑戦させてもらえる環境があります。逆に「何をしたいか」が見つからない人にとっては難しいかもしれませんが、やる気さえあれば可能性を広げられる職場です。ものづくりに興味がある方、粘り強く挑戦を続けられる方とぜひ一緒に働きたいと思います。
生産技術部 坂田葵

坂田葵:生産技術部

入社:2024 年

出身校:京都伝統工芸大学校

01. 学生時代はどんな勉強をしていましたか?
京都伝統工芸大学校で木工芸を専攻し、主に家具製作を学んでいました。加工で求められるのは、細かくても0.5ミリ単位の精度で、どちらかというと感覚を大切にする作業が多かったです。家具づくりは手作業の面白さがありましたが、就職活動を始める中で「もっと精密なものづくりにも挑戦してみたい」という気持ちが芽生えてきました。そんな時、山本金属のことを知り、ミクロン単位で設計・加工を行うという話を聞いて、「これほど緻密な世界があるんだ」と強く興味を持ちました。自分の技術や考え方をさらに高められる場所だと思い、金属加工の世界に飛び込むことを決めました。
02. 最終的に入社を決めた理由は?また会社にどのような印象を持ちましたか?
精密な加工に魅力を感じたことが最初のきっかけでしたが、実際に会社について知るうちに、人の温かさや環境の良さにも惹かれていきました。内定者のときから年間行事や新年会に招いていただき、先輩方が気さくに話しかけてくださる雰囲気がとても印象的でした。入社後も大阪での図面研修やマナー研修など、新人へのサポート体制がしっかりしていて、安心して社会人生活をスタートできました。また、社員同士の距離が近く、社長とも気軽に話ができる雰囲気にも驚きました。
03. 現在の仕事内容を教えて下さい。
生産技術部で、加工時に製品を固定する「治具」の設計を担当しています。業務はまず加工品の完成図面を読み取ることから始まり、それに合わせた治具の設計、デザインレビュー、発注、組み立て、そして現場への加工指示までを一貫して行っています。ひとりで黙々と進める仕事かと思っていましたが、実際は製造部門やCAM担当者など多くの人と連携しながら進める仕事です。設計した治具は、既製品を組み合わせる場合と社内で加工するもの、また加工を外注に出すものもあります。設計には早くて1週間、長いものでは3週間ほどかかることもあり、複数案件を並行して進めています。治具の精度が、製品の加工精度に直接関わるので、責任もありますが、その分やりがいも大きいです。
04. 女性で技術系の職に就くことについて、職場環境で不安などありましたか?
実際に働いてみると、性別に関係なく接してくださる方ばかりで、安心して仕事ができています。先輩方も優しく、分からないことがあればすぐに相談できる環境です。技術職ということで、最初は図面の読み方も分からず苦労しましたが、業務をこなしていくうちに徐々に慣れてきましたし、周囲のサポートのおかげで今では自信を持って仕事に取り組めています。女性だからという理由で制限を感じたことは一度もなく、やりたいことに挑戦できる風土があることに感謝しています。
05. ご自身で、どんなところに成長を感じていますか?
最初は「“治具”って何?」という状態からのスタートでしたが、今では図面を読み取り、治具の設計を行い、製造部門やCAM担当者とディスカッションしながら仕事を進められるようになりました。最も大きな成長は「自分の判断で設計を進められるようになったこと」です。また、希望を出せば加工業務にもチャレンジできる環境なので、自分で設計したジグの一部を実際に加工した経験もあります。回数はまだ少ないですが、設計と加工の両方の視点を持てるようになったのは大きな前進です。自分の中で「やってみたい」と思ったことに挑戦し、それが形になるたびに自信が積み重なっています。
06. 松江山本金属に勤めたいと考えている方々へメッセージをお願いします。
製造業やものづくりに興味はあるけれど、「自分にできるのかな」と不安に思っている方も多いと思います。特に女性の方は、男性が多い職場ということで躊躇してしまうこともあるかもしれません。でも、松江山本金属は男女関係なく仕事ができる環境が整っていて、周囲の方々も本当に親切です。ものづくりが好きで、何かを自分の手で形にしていくことに喜びを感じる方であれば、きっとやりがいを見つけられる会社だと思います。私自身も、ゼロからのスタートでしたが、今では毎日充実感を持って働けています。ぜひ一緒にチャレンジしましょう!
インタビューに応じてくださった松江山本金属株式会社の社員の方々

一日の流れ

  • 石田さんの一日
  • 谷尻さんの一日
  • 坂田さんの一日
8:00出勤
少し早めに出社し、工場周辺で気づいたところの掃除を行います。その後、食堂でコーヒーを飲みながら風景を眺めてリフレッシュして業務に備えます。
8:30始業開始
8:30 始業開始 石田さんの一日
朝礼後、各課員の今日の予定を確認して必要な指示を出します。コミュニケーションを大切にしながら、現場全体の運営が滞りなく進むようサポートします。
9:30現場確認
9:30 現場確認 石田さんの一日
現場を回り、進捗や予定を確認します。システム上だけでは拾いきれない情報を得るため、直接課員に聞き取りを行うことも。現場の状況を細かく把握して課題に応じた対応を考える時間です。
12:00お昼休憩
12:00 お昼休憩 石田さんの一日
食堂で食事をとります。気分転換として工場裏の駐車場でゴルフの練習をしたり、会社内にある本棚から本を借りて読んだりしてリフレッシュすることもあります。
13:00業務全般
13:00 業務全般 石田さんの一日
午後は多岐にわたる業務に取り組みます。具体的には、現場の工具情報管理・工具の見積もりや手配、現場内の業務フロー整理と構築、安全・2S(整理・整頓)改善活動、採用プロジェクトや人財育成業務などです。ひとつの領域に限らず、幅広い範囲で業務を遂行しながら、会社全体の成長を支える役割を担っています。
18:00退社
一日の業務を振り返り、翌日の予定を確認して一日を締めくくります。業務量は時期によって差があり、多い時ほど慎重にチェックします。スタッフの成長や会社の発展を日々実感できる充実感があります。
8:30 始業開始 石田さんの一日
9:30 現場確認 石田さんの一日
12:00 お昼休憩 石田さんの一日
13:00 業務全般 石田さんの一日
8:00出勤
8:00 出勤 谷尻さんの一日
少し早めに出社し、機械の電源を入れて業務の準備を始めます。また機械が立ち上がるまでの時間を利用して、工場周りの清掃を行います。鉄の削りカス「キリコ」は放置していると危険なので、とくに気を配って掃除します。
8:20朝礼
8:20 朝礼 谷尻さんの一日
課内で朝礼を行います。各機械の前日の進捗具合を確認し、また各課員の今日の予定を共有して必要な指示を出します。問題が発生していないか、連絡事項がないか、機械の点検に不備がないか等、この時間で連携を図り、一日の作業方針を共有する時間としています。
8:30作業開始
8:30 作業開始 谷尻さんの一日
担当の機械のオペレーター業務を開始します。課員の作業進捗に目を向けながらも、オペレーターとして自身の担当の機械の稼働を行います。材料や治具・工具のセッティング、加工プログラミングから実際の加工・検査まで私の部署では基本的に一気通貫で生産を行います。ちょっとした人的ミスや、温度変化などの環境変化でも不具合になるような難しい加工もありますので、慎重に確実に作業を進めていきます。
12:00お昼休憩
食堂で食事をとります。13:00までしっかりと休憩を取り、昼からの業務に備えます。
15:10昼礼
15:10 昼礼 谷尻さんの一日
昼礼では、各機械の稼働状況を再度確認し、進捗の把握と課題の整理を行います。コミュニケーションを大切にし、円滑な業務遂行を図ります。
18:00退社
一日の業務を振り返り、実績を日報へ記載します。メール等の連絡事項を確認し、必要に応じて返信や資料の提出を行います。
8:00 出勤 谷尻さんの一日
8:20 朝礼 谷尻さんの一日
8:30 作業開始 谷尻さんの一日
15:10 昼礼 谷尻さんの一日
8:00出勤・朝礼
8:00 出勤・朝礼 坂田さんの一日
天候が良ければ、趣味のバイクで出社することも。まず工場周りの清掃、自分のデスクの掃除を行い、気持ちよく1日をスタート。その後、部内で朝礼を行い始業となります。
8:30メール確認・返信
まずは、メールの確認と返信を行います。主な内容は、見積もりや発注のメール。納期の遅れや、発注の漏れがないかしっかりと確認します。
9:00設計作業
9:00 設計作業 坂田さんの一日
治具(加工時に製品を固定・位置決めをする部品)の設計を行います。 加工精度・加工負荷・作業性など、様々なポイントに目を向けて設計作業を行います。
12:00お昼休憩
週に3日、白ご飯の提供があるので、持参したおかずを持って食堂で昼食をとります。温かいご飯を食べて午後も業務に向かいます。
13:00社内会議
13:00 社内会議 坂田さんの一日
設計した治具のデザインレビュー会議を行います。プログラム作成者や加工者から意見を集約し、不具合の少ない治具設計を目指します。
15:00発注作業
15:00 発注作業 坂田さんの一日
デザインレビューで上がった意見を元に治具設計を修正します。図面を作成したら、治具部品の発注を行います。
18:00退社
その日の作業時間や先輩方から教えていただいたことをまとめ、明日の仕事の準備をして退勤します。
8:00 出勤・朝礼 坂田さんの一日
9:00 設計作業 坂田さんの一日
13:00 社内会議 坂田さんの一日
15:00 発注作業 坂田さんの一日

若い会社だからこそできる挑戦が
あります。
日本の未来を支える仲間に
なりませんか?